3月例会報告

こんにちは、学図研福島支部のOです。
遅くなりましたが、3月例会の報告です。
郡山市の公民館で、支部会員6名と、福島市の学校図書館司書をゲスト1名を迎えて開かれました。

今回の研修テーマは「除籍」!
古い本が多いと棚ふさぎだし、処理したいけれど、どうしたらいいか・・・
そんな悩みについて、具体例をもとに話し合いました。

以下、支部会記録の抜粋を掲載します。

   * * *

1.研修「除籍」                              
 (1)除籍図書の選定
  〈悩み〉
   ・0~8類は発行年で割り切れるが、9類はどうするか。
   ・除籍しようと考えていた本が教員の推薦図書に挙げられたり大学の指定図書にされたりして、問い合わせを受けたりする。
    →大学の先生によって傾向がある。コピーしておいたこともある。
   ・「科学の本選書」講習会で、古くても基本を押えた本は捨てない方がいいという話もきいた。
   ・定番の本だが、変色が著しい場合、どの程度で廃棄し購入したりするか。
    →生徒に「どうぞ」と手渡せなくなったら買い替え時期かなと思っている。
 
(2)除籍図書の処理
 〈悩み〉
  ・廃棄費用の問題。廃棄費用がかかるため、費用がないという理由で断られた。市費の資料を少し削って対応した。
  ・除籍図書の扱いは費目で分けている。
 〈図書の処理〉
  ・蔵書印、受入印、小口印には消印を押す。バーコードはマーカーで塗りつぶし。
  ・蔵書印には「除籍」という印をつかって消し込み。
  ・消印を押印。バーコードはできるだけ剥がす。
  
(3)除籍のやり方の変更
  ・以前は書庫に並べて要・不要を先生たちに確認してもらっていたが、場所が確保できなくなったので除籍候補リストを配布して確認してもらうようにした。書庫に見に来る先生はほとんどいないが、たまに先生に言われて本を戻したこともある。
  ・ブックトラックに並べて職員室に置き、先生たちに見てもらったこともある。
 
(4)その他
 ・もう少し棚や書庫をすっきりさせたい。こまめにやりたいが、考えてしまう。
  名のある作家、時代の反映、今との比較、調べ学習で将来使うかも・・・
  →これから探究学習が入った時、分県地図など大きな地図にはかなり古い(昭和40年代など)ものもあるが、新たに買えないものなので捨てにくい。
  →とくに福島は、震災前の姿がわかるものは残したい。
   学校図書館ということを考えると、保存よりも児童生徒の利用を優先してもいいのかも。いざとなればネットで調べられるので。
  →保存した方がいいと思うもの
    オリンピック資料、歴史関係のシリーズ、地理全集の中の福島県の巻(他の県は捨てる)
    歴史的に評価の定まっている名著、
   
(5)持ち寄り資料(省略)

3.近況・情報交換など
 ○ 小学校で読まれる本の幅が広がってきたように思う。『君たちはどう生きるか』などは子どももよく読んでいる。子どもの本のカタログ以外にも大人の本のチェックも必要。『ざんねんな生き物』は今までは男子が読む本というイメージだったが、女子も読む。
 
 ○ 今、6つの学校図書館にボランティアとして関わっている。中学校で、郷土のことについて調べに図書室を利用することになり、ボランティアに調べ学習の支援への協力依頼がきた。先生から「とてもよかった」という声があった。
 
 ○ 異動のサイクルが短くなって、ある分野は新しい本が入っていても、別な分野は薄かったりして、どのくらいバランスよく入れられるか不安に思いつつ、動くとは限らないけれど入れておきたい本を入れることも大切かと思う。購入のタイミングが難しい。
 
 ○ 教職員関係の寄贈がつき、回転書架を入れて配置換えした。雰囲気が変わると生徒が注目するようになった。見た目でも違うのだなと思った。

 ○ 朝の読書を10年以上続けてきたが、形骸化してきたので、資格試験のための勉強に当てたいという声があり、来年度からなくなるかもしれない。2学年は、毎日ではなく週3回は勉強に当てていた。うまくテコ入れできないときは、司書としては残念だけど、撤退した方がいいのか?
  → 自分が立ち上げたときは、朝読委員会を立ち上げて全校がいっしょに動くようにした。
  → 形骸化して久しいようなのだが・・・。生徒によってはいっぱいいっぱいになっている。
  → まるっきりなくしてしまうのも。読書週間など期間を区切ってはどうか。
  → 自分のレベルに合っていない本を読んでいるのかも。止めない方がいいと思う。
  → 週に1回程度にしてみては?
  → 生徒への無記名アンケートを実施してきた。「私が本を読める人になるとは思っていなかった」と書いてきた子も。
    子どもたちの意見を委員会などへ届けてはどうか。『AI vs 本を読めない子どもたち』
  → 先生自身も本を読んできていないから、目の前の試験の方が大切だと思ってしまう。
  → 中学校で、本を読まない子が多いので、著作権の切れた作品を朝読書用に印刷した。 最初の部分だけなど。毎月ひとつずつ続けてみた。全然見ていない子もいたが、「ああいう話読んだことなかったけど面白い」「この本の作者、どこにありますか」聞かれたことも。保護者からも「子どもにこういう本渡していなかったな」と反響があった。
  → 青空文庫はプリントしてもいい。印刷用に変換するアプリもある。

  *  *  *

情報交換では、「朝の読書がなくなるかもしれない」と言われた学校司書に対して、様々な意見やアドバイスが出されました。
こうしてみたらうまく行ったという例も示され、少しは参考になったかもしれません。

このほか、ちょっとした雑談や本に関する話題の楽しい支部会でした!
    


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